海外SASプロジェクト

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SASとは

睡眠時無呼吸症群 (sleep apnea syndrome)の略です。
睡眠中に10秒以上呼吸が止まることを無呼吸(Apnea)、呼吸が浅くなることを低呼吸(Hyponea)と呼びます。
「一晩(7時間)の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上おこる時、または、睡眠1時間あたりの無呼吸数や低呼吸数が5回以上おこる」を睡眠呼吸障害(sleep disorderd breathing, SDB)といいます。
SDBに加え、昼間の眠気、集中力の低下、居眠りをするといった自覚症状を伴った場合に睡眠時無呼吸症候群 (Sleep apnea syndrome; SAS サス) と呼びます。
日本では、推定500万人が罹患していると推測されています。

海外SASプロジェクトとは?

昨今のリポートによると、我が国の領域外に在留している日本人の数は年々増加しています。海外駐在の日本人が高い頻度でSASを発症・死亡しており働き盛りの若い人の死は会社並びに国益損出も甚大です。
しかし、海外渡航者は、日本に在住している時のようなSAS診断および治療を受けることができない事が、現在の問題点です。
我々はこのような状況の海外在住邦人の方々が現地でも受けることができるSAS診断と治療を提供する医療システムの構築を目指しています。

プロジェクトの目的は?

海外在留邦人の方々により良い睡眠医療を提供するシステム作りを目指しています。
中国を対象地域とし、国内にて治療中のCPAPユーザーが、赴任地でも治療継続ができる事、また現地でSASの診断および治療が受けられる事、Information and Communication Technology;ICTを使用したCPAPメモリーデータのチェックおよび遠隔診療 (D to D, D to P)体制を構築する事を目的としています。